広島電鉄宮島線 広電宮島口駅
広電宮島口(ひろでんみやじまぐち)
(臨)宮島ボートレース場駅広電宮島口
所在地 広島県廿日市市宮島口一丁目12-34
駅番号 M39
所属事業者 広島電鉄
所属路線 宮島線
キロ程 16.1km(広電西広島起点)
駅構造 地上駅
ホーム 4面4線
乗降人員 6,349人/日(2019年)
開業年月日 1931年(昭和6年)2月1日
乗換 宮島口駅(山陽本線・宮島連絡船)
宮島口桟橋(宮島松大汽船)
広電宮島口駅
広電宮島口駅
3900形電車 頭端式ホーム
3900形電車 頭端式ホーム
広電宮島口駅は、広島県廿日市市宮島口一丁目にある広島電鉄宮島線の駅です。駅番号はM39。宮島線の終点であり、世界遺産・厳島神社の最寄り駅です。厳島神社が鎮座する厳島(宮島)までは、駅前から連絡船(宮島航路)が就航しています。
当駅は1931年(昭和6年)、広島電鉄の前身である広島瓦斯電軌が宮島線の新宮島駅(廃止)から当駅までの区間を延伸させたのに合わせて開業しています。この延伸をもって、己斐町駅(現・広電西広島駅)から順次伸びてきた宮島線は全線開業を果たしています。開業当時の駅名は電車宮島駅(でんしゃみやじまえき)で、これは宮島線と連帯運輸を行う鉄道省(国有鉄道)の宮島駅と区別するための命名でした。当駅が開業した時にはすでに鉄道省が宮島口から宮島までの連絡航路(宮島連絡船)を就航させていたため、宮島線はこれに連絡し、それまで広島瓦斯電軌が運航していた新宮島駅前から宮島までの連絡航路はこのとき廃止されています。 宮島線は全線複線にて開通したが、太平洋戦争下の1944年(昭和19年)に当駅から電車廿日市駅までの区間は一度下り線が撤去され、単線に変更されています。これは当時広島市内で建設中であった皆実線のレールを資材不足の中確保するためで、利用者が比較的僅少だった同区間のレールが流用されたのである。線路は戦後1950年(昭和25年)に複線へと戻っている。駅名は1961年(昭和36年)に広電宮島駅(ひろでんみやじまえき)に改称しています。国鉄の駅は1942年(昭和17年)に宮島駅から宮島口駅へ改称しており、当駅も2001年(平成13年)に広電宮島口駅へと改称されています。
当駅は頭端式ホーム4面4線の地上駅となっています。このほかに留置線があり、当駅から宮島ボートレース場駅にかけて本線の海側に1本、山側に2本の計3本が並行している。 乗り場は海側からA - Fホームとなっているが、外側A・Fホームが降車専用ホームとなっている。

のりば
のりば 路線 行先・方向 備考
A 降車専用ホーム
B - E 2 五日市・西広島・広島方面
F 降車専用ホーム

1931年(昭和6年)2月1日 - 新宮島 - 当駅間の延伸、宮島線の全通に伴い電車宮島駅として開業。駅舎が設けられる。
1944年(昭和19年)7月21日 - 宮島線の電車廿日市駅 - 当駅間の線路が複線から単線に変更。
1950年(昭和25年)7月24日 - 電車廿日市駅 - 当駅間の線路が複線に戻される。
1961年(昭和36年)6月1日 - 広電宮島駅に改称。
1983年(昭和58年)6月24日 - 低床ホームの4番乗り場を新設(のちに廃止)。
1994年(平成6年)7月20日 - 駅舎を改築。
2001年(平成13年)11月1日 - 広電宮島口駅に改称。
2021年(令和3年)6月頃 - 1番線に接続する電留線の使用停止。
2022年(令和4年)7月2日 - 鉄道駅がフェリーターミナル隣接地へ移転開業し、係員による集札が取りやめとなる。