広島電鉄宮島線 修大協創中高前駅
修大協創中高前(しゅうだいきょうそうちゅうこうまえ)
井口修大協創中高前広電五日市
所在地 広島県 広島市西区井口四丁目1-1
駅番号 M27
所属事業者 広島電鉄
所属路線 宮島線
キロ程 6.0km(広電西広島起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員 2,060人/日(2019年)
開業年月日 1941年(昭和16年)7月4日
修大協創中高前駅
修大協創中高前駅
5200形電車 3700形電車
5200形電車 3700形電車
修大協創中高前駅は、広島県広島市西区井口四丁目にある広島電鉄宮島線の駅です。駅番号はM27。
当駅は1941年(昭和16年)7月、実践女学校前駅として新規に開業した駅です。駅名になっている実践女学校、すなわち広島商業実践女学校は同年4月、広島電鉄の前身である広島瓦斯電軌が法人を設置することにより開校した女子教育機関です。
広島瓦斯電軌は1939年(昭和14年)に創立30周年を迎えており、女学校の設立とそのための法人の設置は創立30周年記念事業の一環でした。当駅はその後、学校の歴史とともにその名前をしばしば改めています。
1943年(昭和18年)に広島実践高等女学校となった同校は1947年(昭和22年)に鈴峯女子専門学校を併設、また学制改革により新制の鈴峯女子中学校を併設しています。このころ駅名は鈴峯女専前駅と改称されています。次いで1948年(昭和23年)には新制の鈴峯女子高等学校が設置され、1950年(昭和25年)に鈴峯女子専門学校が鈴峯女子短期大学となると、駅名もこのころ鈴峯女子大前駅へと改められています。校名および駅名にある「鈴峯」は鈴ヶ峰に由来し、法人の名称も1951年(昭和26年)には鈴峯学園へと変更されています。同学園は永らく学園理事・評議員の多くを広島電鉄および広島ガス関係者で占めるなど広電と関係が深いといえました。 その鈴峯学園は2015年(平成27年)、広島修道大学などを運営する修道学園と法人合併しています。
短大は学生の募集を停止し、中学・高校は広島修道大学附属鈴峯女子中学校・高等学校へ校名を変更しています。これを受けて駅名は修大附属鈴峯前駅へと改称しました。2019年(平成31年)4月1日には同校が共学化し広島修道大学ひろしま協創中学校・高等学校に校名を変更し、駅名も同じ日に修大協創中高前駅に変更されています。
当駅は2面2線の地上駅となっています。線路の南側に広電宮島口駅方面へ向かう下りホーム、北側に広電西広島駅方面へ向かう上りホームがあります。上下どちらのホームにもスロープと手すりが備え付けられ、バリアフリーに対応しています。 駅の広電西広島方には西日本旅客鉄道(JR西日本)と共同の踏切(鈴ケ峰踏切/鈴峯踏切)があります。この踏切は「開かずの踏切」であり歩行者の交通量も多く、緊急の対策が必要な踏切として国土交通省によってリストアップされています。
広島電鉄も2008年(平成20年)9月に拡幅工事を行うなど改良を施していますが、その後も死亡事故を含む人身事故が発生しており、安全啓発活動が行われています。

1941年(昭和16年)7月4日 - 実践女学校前駅として開業。
1947年(昭和22年)4月1日頃 - 鈴峯女専前駅に改称。
1950年(昭和25年)4月1日頃 - 鈴峯女子大前駅に改称。
2015年(平成27年)4月1日 - 修大附属鈴峯前駅に改称。
2019年(平成31年)4月1日 - 修大協創中高前駅に改称。